「消費期限」と「賞味期限」について

市販される食品には「消費期限」とか「賞味期限」という表示がつけられています。食品を購入するときにはこれを参考にして購入しますが、この期限を過ぎてしまったものは店頭から撤去されて廃棄処分ということになります。

実はこれが今、にわかに問題となっています。いわゆる「食品廃棄問題」です。日本の食品廃棄物は年間約1900万トン。この中には魚の骨など実際に食べられない部位として捨てられるものも含まれますが、賞味期限切れ等で廃棄されるものがこのうち500万〜900万トンあると推計されています。

全世界で食糧不足で困っている国に援助されている量が年間約600万トン。日本で食べられたはずなのに無駄に捨てられた量がいかに大量なものかがわかると思います。

店としてはある程度余分に在庫を置いておかないとお客さんが来てくれないとか。いろいろな理由はあるようですが、「賞味期限」という制度に大きな問題があるようです。「消費期限」はその期限を過ぎると食べられなくなる恐れがあることを表していますが、一方「賞味期限」はその期限を過ぎても食べる分には問題なく、風味が落ちるとかといった意味です。しかも余裕を持って期限を設定しているものも多く、期限を過ぎても風味すら問題ない食品も多いのです。

30年以上前まではこういった表示はなく、消費者側が視覚、嗅覚、味覚でその食品が大丈夫かどうか判断して購入するのが常識でした。
現在は「消費期限」や「賞味期限」といった表示制度のせいで、そういった人間の普通の感覚をマヒさせたのではないでしょうか?
業界側、消費者側双方でこの問題を考えていく必要があるように思います。
posted by 暮らしの情報 at 15:29 | 生活の知恵
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